全自動式シストレ
前回の記事でシストレを3つに分類しました。
②タイミング検知式シストレ 例:イザナミ、システムトレードの達人 等
今回は①の全自動式シストレに関して説明します。
全自動式シストレとは、銘柄の選定から仕掛け・手仕舞い全てをシステムで行うことで人の手を介さず、取引を行います。
シストレと言われて一番最初に思い浮かぶのは、この全自動式シストレかもしれません。私もシストレに出会った当初は、全てを自動で取引してくれるものだけがシストレだと思っていました。(笑)
全自動式シストレを行うためには、銘柄の選定から仕掛け・手仕舞い条件の算出、仕掛け・手仕舞い注文の発注をしてくれるシステムが必要です。
最近では銘柄を固定化し、仕掛け・手仕舞い条件の算出、仕掛け・手仕舞い注文の発注をしてくれるbotがFXや仮想通貨で使われているようです。
株では②タイミング検知式シストレと発注用マクロ等を組み合わせることで全自動化を実現することができます。
全自動式シストレのメリットは、時間の節約と投資機会の確保です。
時間の節約では、普段行う銘柄選定から発注までの作業を省略することができるので、そこにかかる時間を節約することができます。また、仕事等でパソコンの前に居られない時間にも自動で取引を行うので、なかなか訪れない期待値の高い場面も逃しません。
全自動式のデメリットは、システムの劣化とエラー対処です。
全自動式に限らず、他のシストレにも言えることですが、相場の移り変わりにより期待値の高いシステムでも優位性は薄れ、いずれ損ばかりを出すシステムに変化してしまいます。そのため、システムのメンテナンスを継続して行う必要があり、怠ると勝手に資産を減少させるシステムとなります。
また、システムのエラーにより本来とは違う条件で取引を行う可能性があります。このとき、システムが停止してくれるとよいのですが、予期せぬ条件で取引を続け、大きな損を出すかもしれません。そのため、エラーが出ていないか定期的にチェックする必要があります。
メリット・デメリットを書きましたが全自動式で最も大変なのは、全自動で取引をしてくれるシステムを用意することです。
次回は、全自動で取引をしてくれるシステムに関して書きたいと思います。